「エンジン屋の魂と技術が息づく」東名パワード渾身のJZ強化パーツを一斉チェック！

公開日 2025/06/17
更新日 2025/06/23
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著者 weboption

内燃機のスペシャリストが手掛ける至高の強化パーツを一斉チェック！

50年以上にわたり、レースエンジンや高性能チューニングパーツを開発してきた「内燃機のプロフェッショナル」、東名パワード。中でもJZ系エンジンは、同社がもっとも注力してきたユニットのひとつだ。今回はそんな東名パワードが誇る、JZエンジン向け強化パーツのラインナップを一挙に紹介。どのパーツにも、長年の知見と精密な加工技術が凝縮されている。

コンプリートブロック2JZ-GTE：209万円

新品ブロックをベースに、3.6L仕様へと仕立てたハイエンドユニット。ボーリングやホーニング、バリ取りに至るまで、すべてダミーヘッド装着下で加工。重量合わせやバランス取りを経て、厳格な社内基準のもとで精密に組み上げられている。クランクキャップにはTAITAN製ビレット強化品を採用。3.6L化に不可欠な逃げ加工も施された、まさに“究極の土台”だ。

2JZ36KIT：105万6000円

1000馬力・100kgm超のハイパワーを狙うための、3.6Lストローカーキット。内容は、87φ鍛造ピストン、H断面コンロッド（中心距離139mm）、そして100mmストロークの鍛造フルカウンタークランク。ドリフト競技など過酷な現場でも余裕を見せるセットアップだ。扱いやすいトルク特性と俊敏なレスポンスを両立し、必要に応じてコンロッドベアリング調整済の仕様も選べる。

1JZ-GTE用鍛造ピストンキット：19万5800円

純正ピストンの生産廃止にともない、新たに設定された1JZ用の鍛造ピストンキット。86.5φと87φが用意される。2JZ用の設計を踏襲しており、純正より軽く、強度に優れているのも特徴だ。ヘッドガスケットの組み合せにより、純正と同様の圧縮が出せるトップ形状となっており、ハイブースト仕様や補修ニーズにも対応する。キットにはピストン本体の他にピストンリング、ピストンピン、サークリップも含まれる。

2JZ-GTE用鍛造H断面コンロッド 3.6L用：15万8400円

コンロッドの形状にはH断面とI断面があり、エンジンのスペックや用途に応じて使い分けられるが、東名パワードはH断面を選択。コストよりも強度と軽量性を重視したというわけだ。重量はノーマル770gに対して665gと、大幅な軽量化も達成している。素材はニッケルクロムモリブデン鋼だ。コンロッドボルトはARP社の高強度タイプとなる。

2J36用削出フルカウンタークランクシャフト：72万9300円

100mmストロークの要となるクランクシャフトは、ニッケルクロムモリブデン鋼から削り出したフルカウンタータイプとしている。純正よりも重くなるが、これは1000ps級の高出力に耐える剛性を確保したかったからに他ならない。ピン径＆ジャーナル径は純正とイコール。開発が想定しているレブリミットは7800rpmだ。

1JZ用鍛造H断面コンロッド：15万8400円

1JZ用のスタンダードタイプ。中心距離125.25mmで、高強度なSNCM439材を採用したH断面タイプだ。剛性を確保するためにロッド部と大端部の繋がりをなだらかにした「なで肩形状」も東名パワード製コンロッドの特徴。また大端部のスラスト面を点ではなく面で接触するデザインとすることで、クランクを保護すると同時に締結力を高めているのもポイント。