スバルでアウトドアライフを拡張! この使い勝手の良さはリアルに参考になる!【東京アウトドアショー2025】

6月27日〜29日まで千葉県・幕張メッセで開催中の「東京アウトドアショー2025」は、多様化するレジャーライフに応える最新ギアやカスタムビークル、そしてサステナブルなライフスタイル提案まで、アウトドアとクルマの最前線が一堂に会するビックイベントだ。スバルブースの模様をレポートしていこう。

スバルブースの展示テーマは、単なる車両展示の枠を超え、「アウトドアライフをクルマで拡張する」という提案に満ちた内容であった。今回展示されている車両は”展示のための演出”にとどまらず、実際の使用を強く意識していている。

なかでも目を引いたのは、新型フォレスターに装着されたDOMETIC製インフレータブルオーニング「HUB SUVセット」だ。ハンドポンプによってわずか3分ほどで自立するこの大型オーニングは、リアゲートと連結されることで、クルマと一体化したリビング空間を作り出す。内部にはバンブーテーブルや木製チェア、高断熱クーラーボックスなどが配置されており、実際に腰掛けたり触れたりできる体験型の展示となっていた。特に家具類は北欧テイストの美しい意匠と堅牢な作りが特徴で、来場者の注目を集めていた。

新型フォレスターにはリアゲートと連結するオーニングテントを装着。
ボディサイドプロテクターをはじめ、様々なアクセサリーパーツが装着されている。

レックスに「家族4人でデイキャンプ」の荷物を収納

2025年6月12日に登場した「REX(レックス)」のハイブリッドモデルは、「家族4人でデイキャンプ」といったシーンを想定した荷物をラゲッジルームに積載するなど、ユーザーにとってリアルに参考になる展示となっている。

レックスは、2022年にダイハツ・ロッキーのOEMとして復活したREXだが、今回のモデルチェンジでは「e-SMART HYBRID」と呼ばれるシリーズ方式の電動パワートレインを採用。スバル初となるこの方式は、1.2Lガソリンエンジンを発電専用とし、走行は常にモーターのみで行うという特徴的な構成となっている。搭載されるモーターは最高出力106PS/最大トルク170Nmを発生する。

2025年6月12日に登場した、レックスのハイブリッドモデル。
レックスのラゲッジは意外と広く、「家族4人でデイキャンプ」の荷物も収納することができる。
後席は倒さない状態で収納している。
こちらのグッズすべてが収納されている。

レイバックはサーフボードもスマートに収納

スバル・レイバックは、2人でサーフィンやマリンレジャーに出かけるシーンを想定したライフスタイル展示を行っている。展示車両ではリアシートの肘置きを倒してラゲッジスルーを活用し、サーフボードを無理なく積載した状態を再現。広い荷室とフラットな床面を活かしつつ、ラゲッジスペースには濡れたギアにも対応できるラバーマットが敷かれ、砂や水を気にせず使える仕様となっている。海辺へのドライブにそのまま出かけられるリアルな使用例として、大変参考にしすい展示となっている。

スバル・レイバック
リアシートの肘置きを倒してラゲッジスルーを活用すれば、後席を倒すことなくサーフボードを積載できる。
スバル・レイバックは、サーフスポットでよく見る光景を再現。

クロストレックの新色「サンドデューン・パール」の魅力

スバル・クロストレックに新たに追加された「サンドデューン・パール」は、砂丘を思わせる淡いベージュ系のアースカラーで、かつての「デザートカーキ」を現代的に再解釈した専用色だ。落ち着きのある色調は都会にも自然にもなじみ、ブラックモールとのコントラストでSUVらしい存在感を引き立てる。視覚的な洗練とアウトドア志向のライフスタイルを両立させるこの新色は、クロストレックのキャラクターと見事に調和している。

スバル・クロストレックに新たに追加された「サンドデューン・パール」
スバル・クロストレック
スバル・クロストレック
スバル・クロストレック

クルマは自然とつながる相棒だ

スバルとしては、アウトドア人気の高まりを背景に、クルマとギアの融合によって生活の幅を拡張する提案を続けている。その中心に据えられているのが、同社のブランドスローガンでもある「安心と愉しさ」だ。単なる移動手段にとどまらず、自然とつながるための道具としてクルマを再定義しようという姿勢は、今回の展示にも色濃く表れていた。

ブースのアンケートに答えると、アウトドアブランド「POLER」とコラボのコインケースがもらえるキャンペーンを実施。

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